旧北海製罐第3倉庫竣工100周年記念事業

記録によると1924年10月31日。今から100年前に第3倉庫が竣工しました。

運河の水上に物と人が往来し賑わっていた時代にも、
運河の埋立が計画され、それに反対する市民まちづくり運動が活発だった時代にも、
運河の観光資源化が進み、一方で倉庫の連続性が絶たれていった現在に至る時代においても、
100年間に渡り、この100mの巨躯を持つ第3倉庫は、運河と、市民と共にあり続けました。

2022年は小樽市制施工100周年、
2023年は小樽運河完成100周年、
そして、2024年は第3倉庫竣工100周年。

否が応でも「100年」という大きな括りでこの先を語らざるを得ない昨今、
第3倉庫は本来のその極限まで効率化された倉庫として目を惹く機能美の姿に加え、
活用が検討されはじめたことで倉庫ゆえの空虚さが人々の様々な創造性を掻き立て、
あたかも小樽の次の100年を占う存在かのような語り方がされはじめています。

「港を巷に」をテーマに、いよいよ運河を超えた先の第3号ふ頭コンバージョンプロジェクトが続々と進んでいく中、第3倉庫が利活用されると、その徒歩圏内にあたる北運河も含めた小樽の歴史文化が色濃く残る港エリアに魅力的な徒歩ネットワークを描ける期待が高まります。
2014年から注目されてきた小樽最後の歴史的建造物集積地である北運河にようやく辿りついた感があります。

本事業は、3日間のイベントを通じて第3倉庫自体の100周年を祝いながらも北運河を含んだ将来的な可能性を探る社会実験イベントとして位置付けました。
より一歩成熟した、市民と観光客の重ね合わせを行う文化観光への可能性を探ります。

イベント特設ページをご用意しました。
第3倉庫はこれまでの活動を通じた市民意見を集約した「食×アート」をテーマにしております。
まずは概要となりますが、続々と情報を更新していきますのでご注目ください。

旧北海製罐第3倉庫竣工100周年記念事業イベントページ

※本イベントはOC+による第3倉庫利活用計画を作成する事業の一環です
※イベントでは多くの皆様にアンケートのご協力をお願いいたします

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aikashinoda